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京屋染物店

3月8日100年経営研究機構オンライン勉強は会株式会社「京屋染物店」4代目社長の蜂谷悠介氏がご登壇されました。

お知らせ
2022/03/09
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3月8日の100年経営研究機構オンライン勉強会は、株式会社「京屋染物店」4代目社長の蜂谷悠介氏がご登壇されました。

 京屋染物店は、岩手県一関市にて伝統産業である染物を通して日本の「伝統と革新」を発信し続けている会社です。スライド画像を見ると、現在は大企業や有名人とのコラボレーションにより、伝統を非常にイノベイティブに魅せているところが特徴的でした。それは日本のみならず、海外でも注目されています。

 しかしながら染物は近年、衰退産業となっていたり東日本大震災の影響下であったり、コロナや一関市が人口減少率全国第2位であったりと、大きな苦境に立たされてきています。それなのに何故、倒産寸前から10年で6倍の業績をあげられたのでしょうか。

 それは意外にも社内の意識改革がターニングポイントであったのです。業績も低迷していた最中に社長と社員とが本音でぶつかり合い、会社の未来について10年年表を用いて共通認識を持ち始めたことが、社員の主体性を生み出し、画期的な事業アイデアを次々と生み出して実行していくことに繋がったのです。ファシリテーターである後藤先生は、社長自身も大きく変わったからこそ社員の変革も創り出すことができたのではないかと分析されました。

 また蜂谷氏は会社を上手くブランディングできた背景には、理念の重要性があると話されました。地域への貢献に対する情熱や大義が、蜂谷氏や社員を動かしているのだと。その想いについては後藤先生も、長寿企業に共通する重要なキーワードであると感銘を受けておられました。  かくして京屋染物店は、SNS含む情報発信とコラボレーションにより発展し続けてきました。その秘訣を持ってすれば、どのような産業でも息の長い経営を続けていけるのではないかと大きな学びを得た勉強会でした。

オンラインイベント開催風景 1

オンラインイベント開催風景 2

オンラインイベント開催風景 3