エンドー鞄は、鞄の街で有名な豊岡市で1824年に創業。来年で創業200年を迎えます。主な販売先は、東急ハンズやロフト、全国の専門店で、時代とともに同社の鞄の素材も進化を遂げてきました。
8代目の玄一郎氏は大学卒業後、エンドー鞄に入社しましたが、当時の経営は火の車。入社当時は、営業成績は最下位からスタートしましたが、試行錯誤を重ねた商品の大ヒットで後に社内のNo2へと駆け上がります。
同社のこだわりは「使いやすさ」と「壊れにくさ」。ビジネスバッグに内ポケットを作ったのはエンドー鞄が先駆けで、現在はスマホをポケットにいれると充電される機能がついた鞄も販売されています。また会社を代表する大ヒット商品、「静音キャリーバッグ」は累計200万本を販売。
勉強会で印象的だったのは、誠実で正直な経営姿勢。デザインや価格だけではなく、本当に困っていることを解決できる商品づくりを大切にされているとのことです。過去に起きた製品のトラブルではリコールを実施。その顧客に対する姿勢が、正直な会社との評価を得て逆に株があがったそうです。
企業の信用問題が大きく取り上げられている昨今、本日は200年続く老舗企業から経営の原点、商売の基本、そして経営理念を継続することの大切さを学ぶ会となりました。
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