NPOみらいては、エネルギー問題や耕作放棄地、などの課題を解決する、ソーラーシェアリング*の普及・実装の活動をされています。またこの取り組みを通して若者のキャリア支援も行っています。
具体的には高校生が社会に出る前に、自分が学んでいる分野が社会でどのように活かされているか、他の分野とどのように関係しているか実感できるプログラムを提供されています。その背景には、高校卒業後、新卒で就職した人の3年間離職率は4割程度と高く、社会的な課題となっています。
こういった課題に取り組むべく、みらいては学生に対しソーラーシェアリングの設備提供や実証実験の環境を提供しています。体験した学生は実習を通して、課題を認識した上で仕事の目的を理解し、自分の仕事が誰の役にたっているのか実感がわきやすくなります。そしてこの循環が仕事へのやりがいやモチベーション向上にもつながります。
自分の周りで起きる答えのない課題を分析して、ロジカルな方法で解決策を生み出すことが求められる今日。本日は若者が地域の未来の担い手となるための具体的な活動についてお伺いし、次世代人材のキャリア支援と地方創生の関わりについて考える勉強会となりました。
*ソーラーシェアリング:農業用地に支柱を立てて上部に太陽光発電設備を設置し、農業を営みながら太陽光発電をおこなうシステムのこと。