2月24日に行われたオンライン勉強会は、第8回日本的経営の学び舎Ⅱとして「SDGsを実現する日本的経営」について学びました。
講師は、元日本電気株式会社(NEC)・取締役会長、技術経営士の会・会長の矢野薫先生です。
日本や世界のSDGsの動きや、日本の企業にどのように取り入れられると良いのかについて、丁寧なご講義をしていただきました。
また、ご自身の社長職のご経験からは「会社とは」「経営戦略とは」という実態に即したお話を伺い、その中にはESG投資が機関投資家の主流になっている事、道徳なき経済は罪悪であり・経済無き道徳は寝言である、という会社をとり巻く社会環境と経済理念を見ることなどがありました。
そして講義の中盤は、イノベーションと新結合およびダイバーシティが大切という、SDGsへの取り組みのための極意へ。世界でのビジネス実践を経験されたからこその視点が、大きな学びとなりました。
最後の質疑応答においては、日本のSDGs達成度についてのお話があり、日本は165ヵ国中18位。これまでの経済成長により達成課題が多い反面、ジェンダーや環境面での課題は達成度が低く、課題である状況です。
この勉強会での学びを通じて、SDGsの推進の意義や日本の取り組むべき方向性を理解できた為、その視点を早速明日からの仕事に活かしていこうと考えました。