はじめに130年続くゴトウ花店の歴史から伺いました。
長州から東京に上京されたご先祖が、明治時代に便利屋から外国人のニーズに応える形で創業されたとのこと。長い歴史の中では戦争もあり、継続の危機にも立たされたようです。しかしながら店を切り盛りされていた祖母が、使命を貫こうと決意され危機を乗り越えてこられたとのことで、そのことは後藤社長も話を聞いて育ったというエピソードもお聞きしました。
後半にはファシリテーターの後藤氏から、今後のビジョンについての質問が。それに対しては、そのような夢はなく、これまでもこれからもやりたいこと・目の前の事をシンプルにやっていくだけとの回答でした。
その結果、ご子息が7年前に自ら会社を継ぐと希望されたとの事で、後藤社長のシンプルで地道な経営活動が会社の魅力に繋がっており、承継に至ったのではないかとの話が出ました。
最後に伺ったのは経営理念の3つです。
- どのような状況でも高品質を保つ
- 多店舗展開せず、目の行き届く会社規模を保つ
- 洋花を専門とする
これらについて熱く語る後藤社長からは、会社を守り続けるための信念の強さを感じました。 またその理念の明確さが安定した経営に繋がり、長寿企業として継承されている秘訣であるということを学んだ勉強会となりました。