日本は人口減少やコロナによる経済危機などの様々な理由から、観光による経済効果を現実的に推し進める必要が迫っています。しかしながら観光大国となっていない状況が。
例えば日本人がル・クルーゼの鍋を愛用するように、日本の製品が旅行客によって広まり、継続的に愛用され続けるといった継続性がない。
さらには何日滞在していても飽きないような地域づくりや観光地づくりができていない事が挙げられるとのことです。
海外からの観光客はもとより、日本人にとっても地方への旅が、自分自身の大きな癒しと活力の源となるような場所を作ることが必要であるとのお話でした。
現在、テレワーク化により首都圏の人口が地方に行きやすい状況が発生しています。
その中で求められることは、肩書きを脱ぎ捨ててありのままを受けいれてくれるような第2のふるさとの存在。また自分の潜在能力までも引き出してくれるような場所が求められているとのことでした。
画一的な観光案内ではなく、地域の困りごとと観光客の関心事を繋げるような将来性のある地域づくりが課題です。
観光庁の「第2のふるさとづくりプロジェクト」モデル実証事業では、今年19件が採択されました。どれも星氏の想像を超えるような魅力ある企画であると。
リンクを見ると、岐阜県の下呂市も選ばれていました。
日本の地域創生にとって、持続可能な経済循環の実現に向けて、各企画が成功することを期待したいと思った勉強会になりました。