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9月30日の100年経営研究機構は、株式会社リングスターの6代目後継予定である、唐金祐太氏にご登壇いただきました。

お知らせ
2023/10/01
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株式会社リングスターは、明治20年に大阪で木材加工業として創業。当時は、木くずを利用して貿易用手鏡、文具用品を製作されておられ、その後「職人が使う工具箱」を手掛け事業を拡大。現在はニッチな業界で、同社の商品が親方から弟子に継承され続け、絶大な信頼を得ています。

6代目に就任予定の唐金祐太氏は、同社の強みである「強度」と現地で使いやすい「機能」に着目し、アウトドアブランド「Starke-R」を立ち上げています。「壊れない工具箱」で話題となった商品は、クラウドファンディングでサポーター数3,000人、応援購入金額2,500万円を達成。約1年6ヶ月で1億円の売り上げに貢献しています。

本日のお話で印象的だったのは、唐金氏の人柄と経営者となり事業承継する覚悟です。祖父母の教育の影響もあり、利他の精神を非常に大切にしておられ、密なコミュニケーションや周囲の方への愛情表現を普段から心がけているとのことです。家族経営を円滑にされていることや、広告費をかけずに口コミを大切にされていることは、唐金氏の人柄や考え方が少なからず影響しているのではないでしょうか。

事業をする上で、「非効率であっても目先の利益に捉われず、真摯な対応で顧客との信頼関係を築く」ことを徹底されている同社の経営方針。至ってシンプルではありますが、長寿企業に共通する「誠実を積み重ねること」が同社の経営からも深く感じることができました。

以上

オンラインイベント開催風景1

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