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10月10日の100年経営研究機構は、株式会社とみひろ 代表取締役の冨田浩志氏にご登壇いただきました。

お知らせ
2023/10/01
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とみひろは、近江商人が1578年に創業した薬種商「冨士屋」がルーツの呉服店。現在は着物のレンタルやブライダル、フォトスタジオ事業運営を中心に、山形、宮城、埼玉、東京、神奈川、京都など計24店展開されておられます。

大きな特徴は、養蚕・染織・卸業・販売まで行う世界で唯一の「着物のSPA」という点です。その背景には同社の本物志向の着物を提供したいというこだわりがあります。とみひろは職人たちが一本一本丁寧に織り上げた旬の着物を、紬の産地である地元山形、そして着物の本場京都から販売しています。

勉強会で代表取締役の富田氏は「着物はファッションではない」と語ります。古来、山形県の先祖は、薬草に善い魂が宿ると考え、 その薬草を厄除けとしていました。しかし、秋になると薬草も枯れます。そこでそのエキスを布に織り込み、着ることによって身を守ろうとしたといわれています。このように草木染には、家族の身の安全を祈る想いも込められているという側面から、着物の本来の役割を歴史と交えてお話いただきました。

2,700年にわたって日本の文化として受け継がれてきた着物を、世界に広く伝えていくことが同社の使命。現在は海外進出の先駆けとしてロンドン支店の開設を準備されています。また山形の地域創生への取り組みの一貫で宿泊施設を経営し、着物と合わせて日本文化の継承と発信を精力的に取り組まれています。

以上

オンラインイベント開催風景1

オンラインイベント開催風景2

オンラインイベント開催風景3

オンラインイベント開催風景4