150年の歴史を持ち、日本の伝統技術を駆使した家具を扱う門間氏は、香港に2店舗を構えておられ、グローバリゼーションを実現されていらっしゃいます。
海外の、特に中国市場に乗り出した理由を、こう語られました。
「世界の全市場を100%とすると、日本の市場は5%しかない。将来的な発展を考えれば、そこのマーケットを活用しないわけにはいかない」と。
そして海外への進出は、根気と資金が必要とも。さまざまな障害や文化の壁に、大体の会社は心が折れてしまうそうです。
しかしながらエンドユーザーに近い商法で海外事業を展開された門間氏は、リクルート社員時代の事業展開方法のスキルを活かして、突き進まれました。
早い時期に既存社員の反対を押し切って現地香港の社員を採用するなど、門間氏の采配で、従業員数は大きく変えずに売り上げは上昇。見事に進出に成功されました。
マーケットの可能性を十分に見出された門間氏は、自身の経験を活かして、今後も物販から海外進出する会社のコンサルティングも手がけていきたいとのこと。
今回の勉強会では、老舗企業にとって難しい海外進出のポイントについて学ぶことができました。