多田氏は京都大学卒業後、コンサルティングの会社にいらっしゃいましたが、2010年より総務省の「地域おこし協力隊」として新潟県の限界集落であった池谷集落に移住されました。
そしてその地域の魅力を再発掘するサポートと、自ら栽培したお米をYouTubeをはじめとしたSNSで発信して経済活動の再生もされていらっしゃいます。
勉強会では、地方創生がなぜ日本にとって重要なのかという命題についてデータで示してくださいました。
世界経済(GDP)に占める日本の割合は大きく縮小しています。さらに日本の人口も減少。
一方で世界では人口が増加し、経済の発展により食が豊かになっていく事が予想されます。
発展途上国の原料が高くなり、世界の食糧が安く手に入る保証がなくなっていくのです。
そのような危機的状況で日本に求められることは、国内で食糧やエネルギーを確保できる事。
そのような日本の将来的見通しは中小企業においても見据えるべきものであり、地方創生の必要性について核心にふれる勉強会となりました。