今回は「エネルギー資源をいかに確保し、電力を供給するか」国内エネルギー問題の現状と今後の展望についてお話いただきました。
火力発電の比率がいまだ高い日本。天然資源にも限りがある中、脱炭素問題への取り組みも喫緊の課題です。
越智氏の試算によると、20%の省エネと人口減で、エネルギー使用を40%削減すれば、化石燃料の使用量は40%削減可能とのことです。
人口増加を見込めない日本は、技術革新の力で向上できる省エネ施策が重要となります。
太陽光発電や風力発電は発電時にCO2を出しませんが、天候や時間などによって発電量が大幅に変動してしまいます。
エネルギー資源が乏しい日本では、これら複数のエネルギー源を組み合わせることによって、それぞれの長所を生かし、短所をカバーすることが必要不可欠とのこと。
先進国の中で、リードしているとは言い難い日本のエネルギー保障施策。国内では、電気自動車を蓄電池として、家庭の電源に連携する製品開発が進んでいます。
今後この技術や製品のコスト課題をクリアし、どのように普及させ生活に変革をもたらすのか。
本日の勉強会では、参加者それぞれがエネルギー問題という大きなテーマを改めて考えるきかっけとなりました。