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5月21日の100年経営研究機構は永山本家酒造場 当主永山貴博氏にご登壇いただきました。

お知らせ
2024/05/31
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永山本家酒造場は1888年、初代永山橘太郎によって創立。創業の地は山口県宇部市二俣瀬で、現在も蔵を構えています。当時は近隣に4軒の酒蔵があり、その中心的な存在で、 2代目の頃より、地域の発展や祭りごとにも関わりはじめ、3代目は小学校の改築などにも貢献されました。

現代ご当主、5代目の永山貴博さんは海外留学ののち2001年に入社。醸造研究所にて原料米とワインの葡萄について学びブランド「貴」を立ち上げました。永山さんは杜氏としてお酒造りを行う傍ら、農業法人を立ち上げ周りの農家と共に山田錦造りを行っており、地元の田んぼで育てたお米を地元の酒蔵が醸すといった、本来の日本酒が持つ姿を形にしようと挑戦されています。

それは、その土地の稲作の豊穣を神社で祈願し、直会として神に供したお神酒を土地の人とともに供す日本酒本来の儀式に立ち返るためでもありました。この二俣瀬に住む方々にもう一度日本酒を自然に生活の中に感じていただき、深く日本の文化に触れていただきたいという思いがあるからだそうです。 純米酒の醸造量は酒市場全体のわずか5%程度。山田さんはその純米酒の市場を熟知し、原点に立ち返った酒造りで、全国各地にファンを持つ銘柄を育て今後も酒造場を盛り立てていきたいと語ります。