2月8日のオンライン勉強会は、100年経営研究機構主催で「株式会社 星野又右衛門商店の代表取締役 星野健太氏」から多角的経営とその歴史を学びました。
190年続く老舗企業であるホシマタグループは、事業として、不動産・スーパー銭湯・ホテル・肥料販売と多種多様な事業を展開されております。
その特徴は、地域に根ざしてニーズを発掘し、様々な人と協働して地域密着型の事業を実現されているというところです。
弟さんも含めたファミリー経営ですが、会長である現社長のお父様は、早くに社長を事業承継されています。しかしながら会長職として、日本内・外の慈善事業に積極的に取り組まれて力強くグループを支えていらっしゃいました。その奥様も地域のボランティア活動に尽力され、家族で地域密着から今本当に地域に必要な事業は何かを見極めているというところが印象的です。
そんなホシマタグループの事業継続のポイントを4点にまとめて伺いました。
1つ目は社業と家業の分離と連携、2つ目は新事業の情報収集、3つ目は他業種展開のポイント、4つ目は撤退時期の見極めです。
それらをまとめると、地域の中で長く貢献し続けるための情報収集と、展開方法・撤退時期の見極めが重要であるという事でした。
特に撤退時期については、時代の潮流を見て投資額にルールを持つという事が、まさに多角経営のポイントでは無いかと感じました。
またSDGsへの取り組みもいち早く実行され、健康や福祉からエネルギーへのアクセス、さらには教育までの項目の達成に事業を通して取り組まれています。
このような、時代の潮流に乗る経営の真髄を、今回の勉強会から学び得る事ができました。
不易の会では、このような深い学びを、地域に居ながらにして吸収する事ができます。