2月25日に行われた地方創生チャレンジクラブのオンライン勉強会は、東日本大震災から生まれた「まち育て」として、株式会社テダソチマ代表取締役の大木和彦氏に御登壇いただきました。
勉強会では東日本大地震という大きな危機から、福島県須賀川市を魅力的なまちに育てていくために取り組まれた、様々な活動をご紹介いただきました。勉強会のなかで参加者は「自分のまちがダメになった時どうするか」や「魅力的なまちとはどんなまちか」についてグループで話し合うことに。参加者には学生も多く、須賀川のまち育てについて積極的に発言・質問する姿に、この地方創生への関心の高さを感じました。
テダソチマでは空き家バンクという事業と国の補助金などを活用して、10年後のまちの姿を具体的に思い描いて計画し、魅力的で充実したまち育てを迷う事なく行っています。多くの画像から、震災後に少しずつ・でも着実に、まちが出来上がっていく様子には感銘を受けました。
大木氏は「都市再生推進法人」として認定を受け、地方公共団体の枠を越えた仲間を作り、まち育てを実行されています。もちろんSDGsの項目にも沿っており、その強い信念からは生きる逞しさや未来への希望を感じました。
10年後のまちの姿をリアルに描くことが、地方創生のポイントであると学んだ勉強会でした。