みやじ豚はワンランク上の上質な高級肉として、全国的に人気を得ている商品です。
好調な業績の背景には、みやじ豚の持つ脅威の旨味を上手くPRする戦略がありました。
TVマスコミはもちろん、SNSを利用されており、宮地氏ご自身も、数々の有名番組に出演されていらっしゃいます。
それはとても順調に進められてきたように思えたのですが、事業承継からの経過を伺っていくと、新規戦略についてはお父様から「バカか」との言葉が出たこともあったようです。
また取引先を1件ずつ開拓するなど、ご苦労された時期も。
そんな宮地氏が現在、力を注いでいらしゃるのが、自身の経験を生かした事業承継のコミュニティづくりです。
農家の事業承継「こせがれネットワーク」に始まり、現在では業種を超えた「家業イノベーションラボ」を創設。様々な企画に取り組んでいらっしゃいます。
宮地氏によると、「家業を継ぐ事は、創設資金も不要で最も合理的。そして地域の文化・伝統・歴史を次代に継ぐ役割がある」とのお話でした。
今回は、難しい家業のイノベーションについて、大変学びとなった勉強会となりました。