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2月26日の地方創生チャレンジクラブは、山口県で活躍する自治体職員・若手起業家による地方創生への挑戦!についてです

お知らせ
2024/02/26
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本日は、平生町役場 地域振興課長 星出さん、山口大学大学院1年 都市計画都市設計研究室 大野さんに山口県の地方創生についてお話いただきました。印象的だったのは、平生(ひらお)町役場の“イタリアーノひらお”という取り組みです。

平生町は美しい海と山に囲まれた半島の町で、古墳などの遺跡もありますが、目立った観光資源がないことが悩みのタネでした。そのような背景から同町は、平生町の位置する室津半島の地形や温暖な気候がイタリア半島に似ていることから、平成30年11月に「イタリアーノひらお」宣言を行い、イタリアをテーマとしたまちづくりを推進しています。

町を訪れると、町のシンボル的存在の7基の風車が。澄み切った美しい海が広がる豊かな自然が特徴で、夕方にはマルシェが開催されます。

しかし本当の目的は、平生町をイタリアにすることではありません。大事なことは、イタリアを通して平生の魅力を映し出し、多くの人が訪れたくなり、同時に地域住民が豊かになる取り組みをすること。イタリアをただ真似るだけでなく、イタリアの文化など、これからの時代に必要となる考えを取り入れたまちづくりを推進したいと星出さんは語ります。

本日は、地方創生のコンセプトをしっかりと全面にだすことで方向性がはっきりとし、やるべきことが明確になっていった事例のご紹介でした。このように焦点を絞って具体的にアウトプットする同町の取り組み。地方自治体のパイオニア的な存在感をしめす平生町の今後の活動にも注目です!