今回は「経営戦略としてのダイバーシティマネジメント」というテーマでお話いただきました。国際競争力の低下が叫ばれている日本企業に必要なことは「ビジネスモデルの変革」だと内永氏は語ります。
従来のビジネスから脱却するには、イノベーティブな発想や思考が必要といわれます。しかしこれまでのビジネスで成功した人から、このような発想を得るのは難しく、ここで人材の多様性が重要となります。
そしてどのような多様性が企業に変革をもたらすのか。それは成功体験に固執せず、情報の収集・発信のスピードが速い人。
特に日本が注力すべきは、「女性活躍の推進」だと強調します。海外勢に比べ、女性の人材活用に後れをとる日本。
会社の事業を熟知し、柔軟性も持ち合わせる人材が活かされる環境を整えること。
また価値観、経験、論理思考やアイディアの多様性が掛け合わさることで、新しいビジネスアイデアがうまれると話されました。
今回は海外企業をモデルに、会社の風土や文化を改革した事例をご紹介いただきました。
これらの変革事例から、日本企業の組織自体も21世紀型のモデルにシフトする重要性を感じる勉強会となりました。