第1部のテーマは「金融視点から地域課題解決にチャレンジ!」。黒木先生が飛騨信用金庫で実施された経営課題の解決や働き方改革、そして地域電子通貨事業までの成功と失敗の舞台裏をお聞きしました。
経営戦略で、長年1位に君臨していた競合に見事に打ち勝った飛騨信用金庫。その戦略は「ランチェスター戦略である」と振り返られています。シンプルであるけれども画期的な戦略で弱者として強者に勝ったのです。そしてその背景には黒木先生のアイデアと行動力がありました。
またハーバード大学のマイケルポーター氏が提唱したCSV経営は、まさに黒木先生が電子地域通貨事業やクラウドファンディング事業において実践された経営戦略であるといえます。電子地域通貨の発想は、地域内循環をいかに行うかを目指したものであったからです。PayPayがまだ流通していなかった頃に素晴らしい発想であると感銘を受けました。
黒木先生はそれらの現実的な経営戦略を実行しながら社員の働き方改革にも尽力され、「Happyチャチャチャ!」のスローガンと共に挑んでこられています。
その他にも金融視点からサービサーの事業についても教えていただきました。
後半の部では栗田代表との対談にて、参加者からの多くの質問にお答えいただきました。
経営精神やチャレンジ精神についての問いに、いつも自然体な黒木先生のお人柄が溢れる回答をいただき、学びが多いながらも和やかな雰囲気のセミナーとなりました。