今回の勉強会は、「メタバースを活用した地方創生」をテーマにお話しいただきました。
メタバースとは、インターネット上に仮想的につくられた、現実を超えたもう1つの世界。利用者は自分の代わりとなるアバターを操作し、他者と交流ができます。仮想空間でありながら、診察や買い物、ライブなど現実世界と連動したサービスも試験的に始まっています。
勉強会では、自治体がふるさと納税の返礼品を仮想空間に展示している事例などが紹介されました。またグループワークでは、メタバースを使ってどのような自治体の課題を解決できるのか議論を実施。「環境課題を見える化し、誰の提案が採用されたのかも共有し、報酬を分配する」といったアイディアも見受けられました。
技術革新により、人との繋がり方やビジネスの仕方、取引方法が変わり、新しい仕組みが生まれるかもしれない未来。メタバースが持つ可能性については不透明な部分も多く、普及するか否かについての議論が活発です。その中で大事なことは、メタバースという技術をどう生かし、地域の課題解決に活かせるか。技術を使うことが目的ではなく、手段と捉え様々な可能性を探ることが、地方創生の課題解決につながると感じた勉強会となりました。